群馬県のエンジェルハートさんより
父に会いたい!
先生、先日はありがとうございます。先日、亡き父の三回忌を無事終えることが出来ました。しかしながら、母もわたしも突然死んだ父の事が今だ信じられなくて、まだ生きているように思えるのです。心筋梗塞による突然の死だったので、最後に父の言葉を聞きたくて先生にお願いしたのです。何とか父の気持ちが知りたいと、先生のホームページを見つけたのです。
先生から、数々の言葉が出てきました。その言葉は生前の父そっくりでした。
「かあちゃん、突然に死んだとうちゃんを許してくれ、本当に自分でも死んだか分からない、でも肉体が無いから、きっと死んだんだな、まっ!しょうがないよな」
いつもの父らしい言葉、諦めが早い性格、まさに父だ、と思いました。今ここに父がいるんだという実感がありました。2時間位話しを続けたあと、父は最後に
「お前達には迷惑をかけてしまったな。」
と言うと、すっと立ちあがり、父の書斎の方に向かって行ったのです。先生は、父の書斎は知らないはずなのに、書斎に入り鍵のかかっている机の引きだしに手をかけたとたん、不思議な事が起きたのです。「カチャ」と音がしたのです。机の中から茶封筒を取り出してみると、その中から遺言書と通帳が出てきました。
遺言書の中には、
「私の身体は、そんなに永くはないと思う。何かあった時に、この遺言を書き留めておく…………」
いろいろな事が便箋五枚に綴られていました。そして、通帳の中には、数百万円のお金を残しておいてくれたのです。母と私はそこで泣き崩れてしまいました。
その後、先生が帰る間際に
「お父さんが最後の別れがしたいと言っておりました。きっと二人の前に現れると思いますよ。」
と言われました。
私達は、まさかと思っていました。
先生を送って父の生前の話しをしていたら、父の書斎の方で物音がして、母と私はどきっとしました。二人で恐る恐る書斎を見てみると、はっと息を呑みました。なんと父が書斎の椅子に座っていたいるではないですか!
父が私達の方を振り向くと、笑って消えてしまいました。
先生の言っていた言葉を思い出しまして、父会えた事に感謝しております。もっと詳細に書けばいいのですが、とにかく何を何処から書いていいかわからなくてすみません。
先生!ありがとうございました。感謝しております。また、父に会わせて下さい。