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前世の秘密


私は自分の前世を知りたくて、いろんな占い師の先生や霊能者の先生に聞いて来きした。でもこれと言って決め手になるような答えをもらった事がありませんでした。

私が何故前世を知りたくなったかと言いますと、中学二年の夏のことですが、友達三人で千葉県の舘山まで、泊まりがけで遊びに行った事に始まります。皆で楽しい夏の思い出を作り楽しく過ごしたのですが、帰りの電車の中で一緒になったお坊さんといろいろな事を話しをしたのです。佛教が何だ、かんだと言っているのですが、私にはちんぷんかんぷんで解らないままただうなずいていただけでした。

私は何の気無しに前世の事について聞いてみたくなりました。
お坊さんが席を立って変える間際に、思い切って聞いてみました。
「私の前世分かりますか?」
今までニコニコしていたお坊さんの顔が怖い顔して私を睨んで、
「貴女は特に業の深い人です。前世は沢山の人達を泣かして来たのです。今世では貴女自身苦しまなければならないのです。いいですか、分かりましたか!では、ここの駅で降ります。よい夏休みを過ごして下さい。」
と言って、座席を立ってドアに向かう所までは、三人とも見ていたのですが、駅に着く前にお坊さんは、消えてしまいました。

その時から、私の人生にはいろんな事が起きたのです。自分の運命を変えるには、自分の前世を知る事しかないと思うのです。

いろんな占い師の先生や霊能者の先生に私の前世を見てもらいました。中にはこいつ私を馬鹿にしているのかというような人もありました。
「貴女の前世はどこかの豚です。」
・・・ハァ?!私が少し太っているからと言って、本当にぶっ飛ばしてやろうかと思いました。

知り合いから巌賛先生を紹介してもらい、連絡を取りました。
「私の前世を教えて下さい。」
先生は数分黙っていていましたが、
「貴女の前世は酷い事してきましたね。」
と言われ、かつて私がお坊さんから言われた事と同じ事を言われるのかと思いました。いったい前世の私は何をしたのか、聞くのが怖くなりました。

先生が私の方を見て、「貴女の前世でわかる所まで視てみましょう。そして、その後の判断は、貴女に委ねます。」
私は、ただうなずくだけしか、できませんでした。

「貴女の前世は寛永三年のころ(ここで出てくる数字は、生まれた年かもしくは、死んだ年かはまだはっきりしないのですが)、これからゆっくり調べていきましょう。そして貴女がしてきた汚れた大罪を消しましょうね。」
こう言われたとき、ああ、きっと私はここで自分の前世と業を断ち切る事が出来る、と思いました。
「では、貴女の前世についてわかる所まで、お話しします。」

あなたの生まれた所は信州の方です。
家柄もけして悪い所出なく、庄屋さんの次男として生まれていたのです。悪さばかりして、終いには喧嘩に刀を持ち出して、相手に大怪我をさせてしまい、親から勘当を言い渡されたのです。
そして、あなたは悪い仲間に入り、盗みや人を傷つけたり、あらゆる悪事をしてきました。でも、子供には絶対手を出した事はありませんでした。
きっと自分の過去を思い出したのでしょう。もし、あなたが子供にも手を出していたのなら、あなた自身この世に人として生まれてこれなかったでしょうね。

いろんな人から追われていたのでしょう。その時の記憶をシンクロすると、一定の場所には永く居たようには思えないのです。ですから、あなたがいろいろな所に行ったりするのは、前世のあなたが歩いて来た所をもう一度歩いて来ているのです。、あなたが今までに来た事がないのになぜか懐かしいとか見た事があると思った事があると思いますが、それはあなたの記憶から蘇ってくる、前世のあなたが歩いて来た所だからなのです。

そして、前世の時、あなたと私は会っているのです。
「今一度人間として、生まれてくる事ができた時には、私の元に来なさい。」

私の中のどこかでその時記憶が残っているのです。先生がいろいろな事を教えてくれました。
そして、話しを聞いていく事により、すべてつじつまが合うのです。そして、先生の所に来なさい、と言った意味もすべて分かりました。自分の犯した罪もすごくショックを受けました。
それどころか、自分の墓も見つける事が出来ました。

そして、今私は幸せを見つけ、自分の罪もそしてわたしの為に死んでいった人達を弔う為に、クリスチャンになりました。

先生ありがとうございます。また遊びに行きます。